調査会社について

日本で営業する調査会社で探偵事務所、興信所の数は年々増えてきています。その理由としては、情報の価値が高くなってきたこと、そして人と人の繋がりが希薄になってきており、その中でもっと身近な人間のことを知るためのツールとして使われるのが、調査会社ではないかと思います。

 

難しいことを言っていますが、簡単にすると、「探偵の主な業務は調査で、そのなかでも浮気調査がダントツ」ということです。

 

最近では、ニュースなどで探偵が関った事件が報道されることも増えており、そのため探偵にあまり良い印象を持っていない人も少なくないと思います。

 

そこで、探偵と言う職業、調査会社の業務についてここでは詳しく紹介をしていきたいと思います。

 

まず、探偵という職業に対してのイメージですが。

先ほども述べたように、情報を悪用する業者の存在が探偵業界全体のイメージを悪くさせていますが、一方でフィクションである小説やコミックなどの世界では、「探偵=悪と戦う者」といったイメージが以前からあり、フィクションの中の名探偵に憧れた人も多いと思います。

 

しかし、これらのイメージはあくまで一部のものであり、探偵の実態を表したものではありません。

 

実在する探偵とは、依頼のあったことに対して調査を行い、情報を集めることにあります。

その調査業務では、決して「探偵だから許される」、「調査のためには仕方がなかった」という意見はあってはなりません。

そのため、日本では探偵業法といわれる法律が施行され、その法令の中には他の法令を違反してはならないこともキチンと明記されているのです。

 

まず、調査会社、探偵業界のことを知ってもらうためには正しい調査会社の情報を知ってもらい、どんな業務で調査をおこなっているのかを知る必要があるのです。

調査の内容

それでは、調査会社の正しい業務とはいったいどんなモノを言うのか?

調査業務の種類について解説をしたいと思います。

 

【調査の種類】

・浮気調査

夫婦または恋人の不貞行為の証拠を見つける調査です。または、不貞行為をおこなっていないかを調べる調査になります。調査会社でもっとも依頼件数が多い調査であり、この関連する業務として「別れさせ工作」という業務を請け負う業者もありますが、これは調査業協会では加盟する業者に禁止している業務でもあります。

 

・行動、素行調査

特定の人物を調査します。調査対象者の一日の行動スケジュールを追いかけ、また対象者の人となりを調べて依頼人へ報告する調査です。結婚前の婚約者を調べる、上司や同僚の勤務態度や素行、他にも色んな場面で調査を行います。

 

・企業信用調査

取引先企業の与信調査から、自社内での企業スパイの特定調査から社内不正の監視まで、企業に関する調査を行う業務です。他にも採用候補者の信用調査までも依頼として受けることがあります。

 

・人探し、行方調査

いなくなってしまった家人を捜索する調査で、行方不明者から所在がわからなくなってしまい、もう一度会いたいと思った人を探しだす調査です。

 

以上の4つの調査業務が調査会社の基幹業務と言ってもいいでしょう。

他にも、業者ごとに受けることが出来る調査と、出来ない調査もあり、その中には盗聴器発見調査などがあり、盗聴器を見つけ出すための機材を所持している調査会社と、あまり機材がそろえられていない調査会社などの違いもあります。

 

また、ここ最近では、今まで調査会社がおこなってきた基幹調査業務のほかに、ストーカー被害調査やいじめ実態調査といった、近年社会的にも問題となっていることに対して調査を行う業者も出てきています。

他にも、ネットが発達したことで、インターネット上の付き合い、またはネットを介したサービスと、これらネットに関する調査も含めて調査会社は調査業務をおこなっているのです。